THEランクイン大学数世界第2位  -日本の大学の成長と課題-

コラム

世界で最も注目される大学ランキングサイト「 THE (Times Higher Education)」の2020年度版が発表され、日本はランクインした大学数がアメリカに次いで世界第2位であった。ランクつけされた全1300校の中で、日本のランクイン数は2019年度の103校から110校に増え、イギリスの100校(3位)を上回った。

ランキング上位の日本の大学からいえば、東京大学、京都大学、東北大学、東京工業大学、名古屋大学と続く。東京大学は前年の42位から6つ順位をあげ36位、京都大学は昨年同様65位という結果であった。

ランクイン全校の中では、日本の大学数がイギリスを上回ったが、これは決して日本の大学教育の現状ががイギリスより優れていることを示さない。なぜなら、ランキングトップ200にランクインしたのが、日本は2校だけなのに対し、イギリスは1位のオックスフォードをはじめ28校であるからだ。アジアの中だけに注目しても中国7校、韓国6校、香港5校がトップ200にランクインし、日本は大きく離されている。

ランクイン校の数が増えたのは、日本の教育が他国に比べ、圧倒的に平等性を重視している背景が見て取れる。もちろんこれは喜ばしいことであるが、そういった平等主義の精神がランキング上位校を悩ませていることもまた事実である。

THEでは、5つの基準(1.教育環境,2.研究,3.被引用論文数,4.国際性,5.産業界からの収入)を設けて大学のスコア化している。この要素を分析すると日本の大学の国際性の低さが浮き彫りになってくる。以下、各国トップ大学の国際性のスコアを列挙してた。*国際性はその大学の生徒、教職員、研究に関するものである。

大学(国)国際性スコア
オクスフォード大学(イギリス)96.4
カリフォルニア工科大学(アメリカ)82.5
清華大学(中国)47.4
東京大学(日本)38.2

2020年度のTHEのランキングでは、日本の国際性の低さを浮き彫りにした。日本は国の支援として本腰を入れて外国人教授、外国人学生、そして英語での論文の執筆数の増加というようなことに投資しなければなるまい。
本サイト(Unique College Project)が紹介するように日本にも優れたユニークな取り組みで大学の成長を模索する大学がある。そういった大学が更に増え日本の大学教育の変革に発破をかけることに期待したい。

コメント

  1. Great content! Super high-quality! Keep it up! 🙂

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